
新型コロナウイルスの影響で多くの企業がダメージを受ける中、個人の収入も減少傾向にあります。
しかし、老後2,000万円問題をはじめ、生活費、育児費や学費、親の介護費など様々なライフイベントに備えて貯金は絶対必要。
収入を増やす方法の一つとして、FXで『スワップポイント生活』ができないか検討してみましょう。
この記事はこんな方におすすめ
- FXで安定収益を出す方法が知りたい
- スワップポイントについて知りたい
- スワップポイント生活を送るためのポイントが知りたい
スワップポイントの仕組み、メリットとデメリット、おすすめの通貨と運用方法をご紹介します。
『スワップポイント生活』を送るためには最低限の知識と注意点を学ぶ必要がありますが、上手く運用出来れば安全かつ堅実に資産を増やすことが可能です。
「この経済不安定な時期に始めるのは得策なのかな…」
と悩ましい方もいらっしゃると思いますので、併せて考察したいと思います。

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目次
スワップポイントとは:通貨の組み合わせで生まれる利益のこと
スワップポイントとは通貨の組み合わせで生まれる金利差により得られる利益のこと。
金利は変動しています、外為どっとコムに掲載されている各国の金利を比較してみると、2020年3月時点で日本は-0.1%、アメリカは0.25%。
日本とアメリカの通貨の組み合わせで取引する場合、0.35%の金利差が利益ということになります。
そもそもFXは通貨ごとに最低限の取引量が決まっています。
例えば主要通貨ペアの「アメリカドル」と「日本円」の組み合わせ(米ドル円)なら、
- 1lotあたりの最低取引量:10,000通貨
- 1lotあたりの買スワップポイント:4円/日(2020年4月現在、1ドル約108円)
つまり、米1ドルが108円と仮定すると、
米ドル円を1lot(10,000通貨)取引
⇒ 108円×10,000通貨=1,080,000円で毎日4円の利息(スワップポイント)が手に入る
これがスワップポイントの計算式です。
基本的にスワップポイントは毎日発生します、世界的に市場が閉まる土日分は木曜日にまとまって口座に入金されます。
今アメリカも低金利の施策が進んでおり旨味が少なめですが、後述でおすすめの通貨をご紹介しています。
FXはレバレッジ(てこの原理)が効くため、原則投資資金の25倍までの運用が可能。
つまり100万円の運用資金なら2,500万円まで取引が可能、ということになります。
必要に応じてレバレッジを活かすことも検討しましょう。
スワップポイント生活のメリット
スワップ生活のメリット
- シンプルな運用で「不労所得」を実現できる
- 金利差次第で大きなリターンが期待できる
- 通貨価値の変動で利益を見込むことも出来る
スワップ生活を送ることで、手間をかけず安定した収益を得ることが期待できます。
代表的な3つのメリットを順番にご紹介します。
シンプルな運用で「不労所得」を実現できる
スワップポイント生活は取引する通貨を決めてしまえば運用は簡単、その通貨ペアで自分の希望lot数を保有し続けるのみです。
チャートや経済動向を深読みする必要はありません、ただ保有し続けるだけで毎日スワップポイントが手に入るのです。
手間がかからないため、本業や他の副業に支障をきたしにくいのもメリットと言えます。
金利差次第で大きなリターンが期待できる
冒頭、主要通貨の「米ドル円」を例に計算式をご紹介しましたが金利差0.35%と利益は少なめでした。
現在最も高金利な通貨はトルコの「リラ」、金利差は約10%とずば抜けています。
2020年4月現在、「リラ円」での取引では
- 1lotあたりの最低取引量:10,000通貨
- 1lotあたりの買スワップポイント:10円/日(1リラ約15円)⇒ 150,000円で毎日10円の利益
つまり、10lot=150万円で運用する場合は毎日100円、毎月3,000円、毎年36,500円が利益になります。
当然、運用額が増えるほど利益は大きくなります。
スワップポイント目的で資産運用する場合、高金利通貨を扱うことをおすすめします。
通貨価値の変動で利益を見込むことも出来る
通貨の価値は刻々と変動しています。
今後の世界情勢次第ですが、扱う通貨の国経済が好転すれば当然価値も上昇します。
ここでも「米ドル円」を例に計算してみると、
- 1ドル100円の時に1lot購入(100万円)
- 1ドル110円に上昇したので1lot売却(110万円-100万円)⇒ 10万円の利益
経済情勢が悪化するリスクも考慮しなければなりませんが、状況次第でスワップポイント以上の利益が手に入ります。
スワップポイント生活の注意点
スワップポイント生活の注意点
- 高金利通貨はリスクも大きい
- まとまった資金が必要
- 通貨価値の変動で損失が出ることがある
スワップポイント生活を送るための注意点を解説します。
そもそもFXはレバレッジを活かして多額の資金を運用するため、その性質を理解しておくことが非常に重要です。
高金利通貨はリスクも大きい
2020年4月時点の高金利通貨ランキングと通貨価値は下記の通り。
- 1位:トルコ 9.75%(15.4円/リラ)
- 2位:メキシコ 6.5%(4.33円/ペソ)
- 3位:ロシア 6.0%(1.44円/ルーブル)
- 4位:南アフリカ共和国 5.25%(5.68円/ランド)
- 5位:中国 4.35%(15.12/元)
【各国の政策金利】
【トルコリラの金利変動】
※外為どっとコムより引用
1位のトルコは他の追随を許さない9.75%。
ただし、金利の変動はエルドアン大統領の施策により近年大幅に減少、約1年で24%→9.75%まで低下した背景があります。
他の高金利通貨も同様に金利が低下している傾向があります。
ですので、スワップポイント生活を送るためには最初の銘柄選びが非常に重要です。
まとまった資金が必要
スワップポイント生活を送る上でもう一つ重要なのは「ロスカットを回避すること」。
※ロスカットとは:通貨価値の変動により証拠金が不足し、強制決済される仕組みのこと
スワップポイント生活は長期保有し続けることで毎日利益が積みあがっていきますので、ロスカットされなければ勝率が極めて高いです。
しかし、価値の変動で証拠金がなくなってしまうとその時点でトレード終了、投資資金の大半を失うリスクがあります。
そのために、十分な証拠金の確保が必須といえます。
通貨価値の変動で損失が出ることがある
上述の内容と同様に、通貨価値が上がれば利益、下がれば損失という本来の投資の特徴もあります。
せっかくスワップポイントでコツコツ利益を積み重ねても、通貨選びで間違ってしまえば一発でマイナス、ということになりかねません。
【トルコリラの価値変動(月足チャート)】
※外為どっとコムより引用
例に挙げたトルコリラの価値は右肩下がり、2015年には50円近かった価値が現在15円まで下落しています。
改めて、最初の通貨選びが肝であることが理解できると思います。
スワップポイントのおすすめ運用方法:いま始めるのは得策か?
ここまで、スワップポイント生活のメリットと注意点を解説してきました。
では、今の世界情勢の中でスワップポイント生活を送ることは得策と言えるのでしょうか?
結論、今は「スワップポイント生活の準備をする時期」だと考えましょう。
私がおすすめするのはこんな手順。
スワップポイント生活を始める手順
- 取引する通貨を選ぶ
- 選んだ通貨で最もスワップポイントの高い証券会社を開設&取引練習(画面や操作に慣れておく)
- 投資資金を貯めておく
- 通貨価値が安定したら取引開始
中長期的な視点で通貨価値の安定を待ち、いつでも取引を開始出来るように証券会社の口座開設とトレードの練習をしておくことをおすすめします。
同時に投資資金を貯めましょう、多ければ多いほど安定した生活を送ることができます。
ロスカットを避けるため、個人的にはレバレッジ5倍まで(運用資金の5倍まで)の取引がおすすめです。
スワップポイント生活のおすすめ通貨&証券会社
スワップポイント生活を送るためには下記2点が重要です。
- 高金利で価値が(なるべく)安定してる通貨を選ぶこと
- スワップポイントの高い証券会社を選ぶこと
最も高金利な通貨は現在「トルコリラ」ですが、上述の通り通貨価値や金利の変動により個人的には今はおすすめできません。
そこで今回は、現時点で私が最もおすすめする通貨・証券会社をご紹介します。
おすすめ通貨ペア:メキシコペソ/円
最もおすすめな通貨ペアは「メキシコペソ/円」です。
金利はトルコリラに次ぐ2位、残念ながら新型コロナウイルスの影響で2020年価値は下落していますが、それまでは非常に安定した価格を推移していました。
【ペソ/円の価値変動(月足チャート)】
※外為どっとコムより引用
新型コロナウイルスの終息までは様子見が必要ですが、通貨価値が再度安定したタイミングでの投資はおすすめできます。
おすすめ証券会社:みんなのFX(トレーダーズ証券)
メキシコペソだけでなく、高金利通貨に特化したみんなのFXでの口座開設が最もおすすめです。
みんなのFXの特徴ですが、
- 高金利通貨のスプレッド(取引手数料)が安い
- 高金利通貨のスワップポイントが高い
- 高い約定率(希望額で約定しやすい)
高金利通貨は一般的にスプレッドが大きい(手数料が高い)こと、約定率が低めなことが特徴ですが、みんなのFXはその懸念が最小限で済みます。
高金利通貨に特化してスワップポイントが高いため、比較的短期間で大きなリターンを見込むことができます。
実際にメキシコペソ/円での取引を試算してみましょう。
- ①運用資金100万円:レバレッジ5倍の500万円で取引した場合120lotを取引:毎日720円、毎月21,600円、毎年259,200円
- ②運用資金1,000万円:レバレッジ5倍の5,000万円で取引した場合1,200lotを取引:毎日7,200円、毎月216,000円、毎年2,592,000円
※2020年4月時点でメキシコペソ/円は4.3円、スワップポイントは10lot当たり60円
今ならメキシコペソ20lot取引で最大10万円のキャッシュバックを実施中(2020年6月30日まで)ですので、資金の余裕があれば練習を兼ねてトレードしてみることをおすすめします。
→ みんなのFX公式サイトへ
まとめ:スワップポイント生活を送るコツとは
スワップポイント生活を送るコツ
- 銘柄を選ぶ(メキシコペソ/円がおすすめ)
- 証券会社の口座開設(みんなのFXがおすすめ)
- 運用資金を貯めリスクを減らす
- 通貨価値が安定したら取引開始
スワップポイント生活は今はおすすめとは言えません。
しかし、通貨選びと運用開始時期に成功すれば大きな「不労所得」を生み出してくれる非常におすすめな投資法です。
今から銘柄選びと口座開設、取引練習をして投資のチャンスに向けて準備をし、不況時代を乗り切る一つの武器にしましょう。